ノートに並んだ四角い文字さえ

鍵っ子になった初日。
鍵忘れて待ちぼうけになったとき。
泣き腫らした目で帰ってきたとき。
合格の封筒を片手に鳴らしたチャイム。
二人で帰れて舞い上がって帰ってきたとき。
まっくらで寒いなか塾から帰ってきたとき。

高校はいって、疲れて帰ってきたとき。
地元の駅、風景が大好きだった。
環境も、友達も、塾も、ピアノ教室も。
この街が好きやった。さびれかけてるけど、
のんびりしたこの街が好きやった。

部屋から見える六甲山と川。
音漏れとか、通学路とか。

帰る場所が、少し変わるだけ。
窓からの眺めが、ちょっと狭くなるだけ。
最寄の駅に降りたとき、
帰る場所が此処じゃないってこと。
耐えれるかな、新しい場所、馴染めるかな。
少し、変わるだけ。

またいつか、戻ろう。私が大人になったら
地元はずっと、此処やから。
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